山間の綺麗な川で大アドベンチャー
山間の緑豊かな田舎の村
ラミーン村に滞在した2日目。
「近くの川が気持ちいいから出かけよう!」
「ボーイズはみんな好きな場所なんだよ!」
というわけで、ボーイズたちや
犬たちと一緒に川へ泳ぎに出発!
元気に歩くボーイズたちの手には、バナナの束やブッシュナイフやモリ。
あれ?
ボクが思っている「ちょっと川へ泳ぎに行こう」のイメージとは少し違うかもしれない。
進むにつれて、高くなってくる草木。
ほとんど道がないから、ナイフで道を切り開きながら。
うん。
やっぱり、ボクの思っていたピクニックとはちょっと違う。
草木の成長がすごくて、目印がなくなっちゃってて、何度か迷いながら、
2時間近くジャングルの中を進んだかな。
見えてきた川は、ものすごい綺麗な清流。
と思ったら、さっそくモリを片手に泳ぎ出す友達。
瞬く間に、何匹もの魚をゲット。
ここからは、川を上流に向かってさかのぼっていく旅。
河岸に道を作りながら、
歩けなくなったら、川の中を歩いたり、泳いだりしながら。
ボクらが何とかかんとか歩いてる間も、
ずっと泳ぎながら魚獲りを続けるボーイズ。
(カヌーで川を登っていって、途中から歩いたり泳いだりして滝を目指すアクティビティ。ものすごく面白いのでオススメ。)
今回のこれはアクティビティなんて呼べるもんじゃない。
道のないリアルなジャングルの中を、
はだしでヒョイヒョイと進んでいくバヌアツ人の後ろを、
何とか這いつくばって進む日本人。
途中、足を滑らして、2回ほど落ちて、
その度に、たくましいボーイズに手を掴んでもらって引き揚げてもらいながら。
バヌアツボーイズたちが手を引いてくれたり、
踏み外しにくいルートを教えてくれたりしなかったらとても前に進めやしない。
そんな友達が後ろを振り返って、
「ワクワクするアドベンチャーだろ?みんな小さい頃からやってるんだよ。」
小さい頃からこんな大冒険してたら、
そりゃバヌアツのボーイズたち逞ましくなるね。
やっとの思いでたどり着いた河原で、お昼。
この頃には、獲った魚はこんな感じに。
大きな火を起こして、
魚の鱗と内臓を取って、
その内臓やエラすらも、串刺しにして焼いて、
焼いたバナナと一緒に食べる。
エビも。
食料や薪、魚を焼くための串、皿。
すべて、自然の中で調達したもの。
友達が使った言葉。
この言葉が、見事に表現してる。
本当に「アドベンチャー」だ。
お腹いっぱいになった後は、
たっぷり川で遊んで、泳いで、飛び込んで、
夜、家に帰り着いた時にはヘトヘト。
大自然を満喫するものすごくワクワクする冒険だった。
けど、大変すぎて人にはあんまりオススメできないかも。