山間の緑豊かな田舎村
エキペ村よりもさらに田舎のその村の名前は、
「ラミーン村」
Google Mapに名前も載っていないその村には、
エキペの人たちの親戚が暮らしている。
湿っていて豊かな土地のあるその村は、
畑を作るのにすごく適した場所らしい。
かなり高い土地にあるため、
バヌアツのこの暑い季節でもけっこう涼しい。
かなり高い土地にあって、森の中にあるため、
電波もない。
そこで暮らす人たちの毎日の生活は、
朝日が昇る前から畑に働きに出て、
暑くなってきたら休憩。
お昼には、畑で採ってきた新鮮なカバを飲んで、
お昼寝。
夕方涼しくなってきたら畑に働きに出て、
日が沈んだら仕事終了。
夜には、畑で採ってきた新鮮なカバを飲んで、
ぐっすり寝る。
という感じ。
なんてのんびりした暮らしだろう。
年末年始の暑い季節、
夏休みは、よく避暑をしに行くという友達に連れられて、
ラミーン村に行ってきた。
(日本人でこの村に来たのはボクが初めてらしい。)
村の入り口から、歩くこと1時間。
かなり見晴らしのいい高台に、こじんまりとした村があった。
とにかく豊かな畑がこの村の自慢らしく、
案内してもらうと、
生命力の溢れた草木の中に
大きく育ったカバの木。
肩ぐらいまで背丈のあるアイランドキャベツ。
お昼に村に帰るとさっそく、
収穫してきた新鮮なカバの根を使って、
カバ作り。
お口直しには、
畑で採ってきたばかりの
アイランドキャベツのガーリック煮
トマトとツナの冷製スープ。
すごく強いカバで、
一杯飲むともう、
酔っ払って眠くなってしまうので、
野生のブタのお肉をお昼ご飯に食べてから、
お昼寝。
目を覚ますと、夕方。
もう一度畑に出て、
畑作業を教えてもらう。
キャベツの収穫や、
カバの植え方。
暗くなる前には村に帰ってきて、
村人一同集まって、夜ご飯を食べる。
別の畑に行っていたパパたちと一緒にカバを飲んで、
ぐっすり眠りにつく。
大自然に囲まれた中で、
畑仕事をしながら家族と一緒に毎日をゆったり過ごす村生活。
バヌアツ人の愛する生活。
「日本は、いっぱい働いて少し休む。」
「バヌアツは、少し働いていっぱい休む。」
いいだろ?
って笑う友達が少し羨ましくなった。