ぼくの行く道

青年海外協力隊2019年度1次隊(小学校教育)バヌアツ

美味しいカバの作り方

バヌアツ人はカバが大好き。

 

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バヌアツ人との会話に困ったら、カバの登場。

カバの話をすると、大体、みんな喜ぶ。

 

日本人のボクが、

「カバ好きだよ」なんて言ったら、

フーーーーって言いながら、

ハイタッチ。

 

どこのカババーがイチオシとか、

今日のカバは、どこのカバが濃くて良いとか、

一人一人のこだわりがすごい。

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そんなカバの

美味しい作り方のご紹介。

 

カバ(Kava)は、

コショウ科の木の根っこを使って作る。

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産地の島によって少し味が違うらしい。

エキペ村の人たちは、自分で畑を持っていて、

時々、畑から根っこを引き抜いてきたり、

そうかと思ったら他の産地の根を買ってきたりと、

その時それぞれ。

(村の人と話してると、

どこの産地かはあんまり気にしてないような気がする。)

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①根を太い主根と細い側根に切り分けて、皮を剥く。

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この作業はすごく大切で、

皮を丁寧に綺麗に向いた方が、

飲みやすくなる。

もう少し正確に言うなら、

口当たりがまだましになる。という感じ。

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②太い主根を細かく切り分ける。

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③細い側根を洗う

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④乾燥させる

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⑤根っこを全てミートミンサー(肉をミンチにする機械)みたいなやつで、細かく荒く砕く。

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この作業を機会を使わないで、

根っこをただただ噛んで砕いて作る方法もある。

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(すごく強くて、ボクは友達が噛んで作ってくれた一杯を飲んだだけで、

立てなくなって半日浜辺で寝てた。)

 

⑥網目の細かいネットか布に包んで、水に浸して、よくよくこす。

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これが一番大切な作業。

水をどのくらい入れるか、

どれだけ丁寧にカバのエキスを搾り出すか、

によってカバの良し悪しが決まるらしい。

 

何度も何度も水に浸して、搾ってということを繰り返す。

 

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⑦搾り終わった根っこの残りカスは別の入れ物によける。

んだけど、人によっては、これをもう一回ミートミンサーにかけて⑤と⑥を繰り返す人もいる。

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ちなみに、この根っこの残りカスは、

マカスと呼ばれてて、使い道が2種類ある。

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(使い道1)

マカスだけを使ってもう一回、カバを作る。

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成分をかなり絞り出しちゃった残りカスだから、

お湯を使って、

⑥の作業をもっともっともっと丁寧にやる必要がある。

 

ちゃんと作ったカバほどじゃないけど、

まあ、けっこう普通に飲める。

 

(使い道2)

乾燥させてパウダー状にして、パウダーカバにする。

 

バヌアツの周辺国(フィジーやオーストラリア)では、このパウダーカバを飲むらしい。

バヌアツでお土産用として売られてもいるらしい。

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(残りカスを輸出してんの!?お土産用にしてんの!?と疑問だし、

バヌアツの自分たちの新鮮なカバに誇りを持ってる人たちだから、これは話半分)

 

 

村の友達たちは、きっと今日も夕方から、

真剣に、丁寧に、カバを作るんだろうな。

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