バヌアツウェディング
バヌアツの12月は、結婚式シーズン。
バヌアツでは基本的に、家族・親族だけの結婚式。
(ボクの知ってる範囲だけど、たぶん…。)
のはずなんだけど、
日本でいう親族だけの結婚式とは規模が違う。
親族の人数がものすごい多い。
エキペ村の人が、
「村人全員、家族のようなものだよ。」ってよく言うんだけど、
文字通り、どこかしらでほぼ全員血が繋がってるんじゃないかなという感じ。
そんなバヌアツウェディングに
家族の一員として参加させてもらってきた。
(写真は、首都ポートビラで参加した大規模の式と、
エキペ村で参加したシンプルな式を合わせて。)
結婚式当日の朝は、
子どもと女性は、身支度を整えて、
その間、パパやお兄ちゃんたちが、挙式後のご飯を作る。
(もちろん、ママたちは前日にバヌアツの伝統料理を作り終わってる。)
そして、バヌアツ定番の、
予定通りには始まらない開始時間。
10時開始と聞いてたけど、
始まったのは、11時半。
会場には、カラフルな
アイランドシャツ、アイランドドレスを着た人たち。
花嫁さんが色を指定するときもあれば、
年代や家族ごとに、生地の合わせることもあるそう。
聖歌隊の歌のとともに、
新郎新婦の入場。
バヌアツでは、結婚式を行う前に子どもを産むことも多いから、
子どもたちも可愛い衣装を着て一緒に入場。
キリスト教の国だから、
結婚式の流れは、基本的に日本での結婚式とも似てる。
牧師さんの進行に合わせて、
結婚の誓約をし、
指輪の交換をし、
結婚証書にサインをし、
賛美歌を歌う。
まあ、日本の厳かな雰囲気とは違って、
バヌアツっぽいな~というところもたくさんある。
牧師さんは村のおじいちゃんだから、
所々、字が読みづらくて、聖歌隊の人に助けてもらってたり、
賛美歌はいつもみんなで教会で歌っているものだから、
手を振り上げながら熱唱してる人もいたり、
写真を撮るために、
みんな席を立って、前方に集まってきたり、
(ボクも便乗してた。)
聖書の話も結構あって、
挙式は長いし、汗がダラダラ流れるくらい暑いから、
疲れて寝てる子もいたり。
全体的に、明るくてカラッとしてる感じ。
プログラムが終わったら、
聖歌隊と新郎新婦の退場。
歌に合わせて、踊りながら退場することもあるみたい。
この後は、
バヌアツ人がとても大事にしていること。
「みんなで一緒にご飯を食べる。」
規模や内容は、その家族によって違うけれど、
この時間を大切にしているのは同じみたい。
ウエディングケーキをカットして、
シャンパンやワインで乾杯して、
とかって披露宴のプログラムを、
参加者は好きな場所に座って観る。
出身の島ごとにダンスの披露をしたり、
好きな音楽になると、ママたちが自由に踊り出したり、
それぞれ好きに過ごしながら、
「家族、みんなでご飯を食べる。」
やっぱり、
結婚式は、どの国でも幸せな空間。