ぼくの行く道

青年海外協力隊2019年度1次隊(小学校教育)バヌアツ

ちょっとすごいな!と思うものたち

エキペ村で、おや?ちょっとすごいな。と思ったものたちを思いつくまま紹介。

 

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木と一体化してるフェンス。

「え?これってわざと?」と聞くと、

「当たり前だろ。木に切り込み入れておくんだよ。」って。

 

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よく考えると不思議なタイヤ。

ん~、これって木が小さい頃からずっと置いておかないと、こうはならないよね。

 

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すごい気持ちのいい巨大なハンモック。

え、これ、浜に流れてきた漁師の網で作ったの?

 

バヌアツの人は、多くの物を自分たちで作るみたい。

子どもから大人までみんな、

生活力というか、生きる力がすごい。

 

水道を、もう少し家の近くに移動させたいんだけど、と相談したところ。

ものの5分で、設置完了。

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物作りに必要な作業台が必要なら、作ればいいし、

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学校の門も自分たちで作り途中。

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こういう、木とココナッツの葉で作った家は、どの家庭にもあるし、

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ぼくが村に来た時にやってたお祭りのためのステージなんて、

村のみんなで1週間で作ったらしい。

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19世紀初め頃にイギリスで産業革命が起こった後、

今の先進国では、工業化が進んで、

物作りや仕事は、

どんどん分業化されて、(1つの仕事をいくつもの小さな仕事に分けること)

安くて大量に手に入るものであふれたから、

自分たちで作る必要がなくなっちゃったんだよね。

(作るより買った方が楽だから。安いし。)

今は、第4次産業革命で超スマート社会を目指してて、

AIの発展でいろんなものが自動化されてるから、

もっと自分たちで作る必要がなくなっていっちゃうんだろうな~。

(自動でやった方が楽だから。時間を他のことに使えるし。)

 

ぼくも最新機器とか好きだし、AIにもワクワクするけど、

自分の腕と工夫とナイフ一本で何でも作っちゃうバヌアツの人たち、

正直、カッコいい。

 

たくましくて、生きる知恵が豊か。

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(木の実を割って、ナッツを取り出す子たち。)

 

そんなバヌアツでも、最近は安いアンドロイドのスマホがかなり普及してきてるらしく、

みんな、Facebook大好き。

夕飯後みんなでのんびりしてる時、お母さんがため息つきながら、

 

「家族でいるのに、全員スマホ見てるのよ…。どう思う?」って。

おや?日本でも聞いたことあるよ、そのセリフ。