ぼくの行く道

青年海外協力隊2019年度1次隊(小学校教育)バヌアツ

いってらっしゃいパパ

Take care & Good luck at work my dady!

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この写真は、バヌアツのぼくの家族。

エキペ村に来たばかりの頃に歓迎してくれて撮った写真。


真ん中で両手GOODのポーズをしてる人がぼくのパパ

右から2人目、緑のアイランドドレス(バヌアツ伝統の服)を着てる人がぼくのママ


他にもこの写真に写ってる人写ってない人がいるけど、

ぼくの兄妹が5人、甥っ子姪っ子が5人、親戚が大勢いる。


バヌアツでは、JICAボランティアが来ると、ファミリーを決めるらしい。

一度、ママとの会話の中で、ホストファミリーって言葉が出てきたから、

ホストファミリー(外国人を受け入れる家制度)ってことらしいけど。


けど、ぼくの知ってるホストファミリーの域を超えてて、

本当の家族の一員のように迎えてくれてる。


何から何まで面倒を見てくれて

気にかけてくれて

あったかく受け入れてくれて。

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朝・昼・晩の三食ご飯を食べさせてもらってる。

土日は、村でイベントがある時や村の人に食事の招待してもらってる時以外は、

ほとんど家族の家で過ごしてる。

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日本のぼくの家族と、バヌアツのぼくの家族で、TV電話をしているところ。

(お姉ちゃんがぼくのiPadで勝手に撮ってたみたい。そのイタズラの証拠写真が記事の最後にあります。)


そんなぼくのファミリーのパパが

今日からニュージーランドに出稼ぎに行く。

7ヶ月、行ってくるらしい。


エキペ村では、多くの男の人がオーストラリアかニュージーランド

フルーツピッキングの出稼ぎ(家を離れてお金を稼ぎに行くこと)に行ってる。

(フルーツピッキングというのは、バナナやぶどう、キウイやブルーベリー、オレンジなどを収穫する仕事。日本人のワーキングホリデーでもよく聞く仕事だけど、そりゃバヌアツ人にとってはいつもやってる仕事だから、プロだ。)


話を聞いていて段々と分かってきたことだけど、

エキペ村の、本当に多くの男の人が出稼ぎに行ってるみたい。

一家の大黒柱のお父さん、ぼくと同い年くらいの友達たち。

村の畑仕事もあるから、それぞれ行く時期をズラして。


誰々のお父さんが帰ってきた。

あの家のお兄ちゃんが今度、出発する。

って聞くことがけっこう多い。


生活のほとんどを自給自足してた昔と違って、

今は必要な稼ぎなのかもしれないけれど、


お父さんやお兄ちゃんたちが半年もいない村のことや子どもたちのこと、

けっこう大変な仕事内容(ぼくの友達は日曜だけ休みだって言ってた)を聞くと、

いろいろ考えてしまう。


昨日、隣の家の先生(長年校長先生をしてて、今年退職する先生)と話してて、その人が言ってた。

海外での生活費ももちろん必要だし、寝泊まりする農場の宿もあまり安くないから(彼らにとっては)、

稼いで帰ってくるお金はあんまり多くない。


バヌアツに入ってくるお金はちょっとしかない。

結局、オーストラリアやニュージーランドの中でお金が回ってる。


らしい。

うーん、考えてもどうしようもないんだけど。

いろいろと考えてしまう。

 


とにかく

今日から仕事に行くパパ、

7ヶ月間、元気で。

気を付けて行ってらっしゃい。

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