ぼくの行く道

青年海外協力隊2019年度1次隊(小学校教育)バヌアツ

見て見ぬふりをしないこと

 

見て見ぬふりをしない

 

言葉にすると簡単だけど、これはすごく難しいことだと思う。

 

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日常の中で、些細な一瞬の中で、

流してしまってることがかなり多いような気がする。

 

例えば、

小さな小さなアメのゴミが落ちてた時。

あ。と、ほんの一瞬思うけど、次の瞬間には通り過ぎてる。

 

例えば、

学校や職場で出しっぱなしの物があるけど、すごく忙しく急いでる時。

誰かが片付けてくれるかなって思って、とりあえず、通り過ぎる。

 

例えば、

一声では届かない距離で、重いものを持ってる人を見かけた時。

手伝いましょうか?って大きな声を出すのを少しためらって、持ててたから大丈夫かなと思って通り過ぎる。

 

こういうことあるの、ぼくだけでしょうか。

 

 

見て見ぬふりをしない。ということは、

 

気付いたら、やる。ということ。

 

 

ぼくは、このことを尊敬する学年主任の先生から学んだ。

その先生は、見て見ぬふりをしない。

若くて率先して動く先生たちがたくさんいる中でも、自分が気付いたら、自分で動く。

何も言わずに行動するその後ろ姿は、すごくかっこいい。

 

それからは、ぼくも

見て見ぬふりをしない。

自分が気付いたら、自分で動く。ことができるように気をつけてる。

 

JICA駒ヶ根訓練所の大講堂に安積 得也さんの詩が飾ってあった。

 

「うしろ姿」安積得也

 

語る人貴し

語るとも知らで

からだで語る人

さらに貴し

 

導く人貴し

導くとも知らで

うしろ姿で導く人

さらに貴し

 

 

 

詩集 一人のために

詩集 一人のために

 

 

まさにこんな感じ。

 

自己主張をすること、

積極的に自分の考えを表現すること、

言葉で説明し伝えること

が大切だと言われることが多い。

 

もちろん、これらは大切なことだと思う。

 

けど、

言葉よりも行動の方がずっと信頼できる。

 

真摯な姿に感化されることの方がもっとパワーがある。 

 

 

もしかしたら、

いつもいつも見て見ぬふりをしないようにするのは大変かもしれない。

 

疲れてる時とか、

まあ、いっか!って思えるのも大切なことかもしれない。

 

けど、

無理なく自然にそういう行動をとれるようになりたいと思う。

 

まあ、いっか!

は、どうしようもなくなった時の最終手段に取っておきたい。