わくわくは世界共通
ぼくの今のスケジュールは、
月曜日:1年生
火曜日:2年生
水曜日:3年生
木曜日:4年生
1日に1時間算数の授業をさせてもらって、
幼稚園、5年生、6年生、7・8年生の授業を参観させてもらってる。
英語もビスラマ語もまだまだなぼくの授業は、
正直、だめだめ。
日本の学校でいうと、
「今日の授業全然上手くいかなかったな~。みんな、ごめん!」
と、心の中で思う感じの授業ばかり。
授業後に、クラスの先生と振り返りをさせてもらうんだけど、
(ヒマそうにしてる時間に、ちょっとおしゃべりしようよ。と話しかけてるだけだけど。)
「授業よかったよ。ビスラマ語もっと勉強しないとな。」
と励ましてもらう毎日。
まあ、指導力も語学力も裏技はないから
地道に頑張るしかない。
と、そんな中、先週の4年生の授業。
図形の「立方体」
立体は、空間認知能力(頭の中で図形を思い浮かべること)が必要だから、
つまずく子がけっこういる。
複雑な図形になると、面が何個、辺が何個、頂点が何個って大人でも「あれ?」ってなることがあると思う。
実際に図形を触りながら考えるのが、一番分かりやすい。
そこで、
展開図を用意して、みんなでサイコロ作りをした。
日本の学校だと、「立方体を作ってみよう。」とかって見出しがあって、
教科書の巻末にミシン線で切り取れる展開図があるところ。
(バヌアツの子たちは、ハサミもセロテープも持ってないから、
今回は、ぼくが35個の展開図を切り取って、セロテープを大量に切って。)
やっぱり、良い方向に熱中してる時の教室の空気って全く違う。
軽やかな笑いがたくさんあって、作業や考えはそれぞれだからバラバラだけど、みんなが同じ方向向いてる感じ。
一人一人がしっかり分かった感覚があると、まとめの時間が充実する。
授業後にノートを見ても、なかなかいい感じ。
そんな感じで、自分の中では久しぶりに「今日の授業けっこうよかったな~。」と思えた。
授業後の先生との振り返りでは、
いつも通りの「授業よかったよ。」だけだったけど。
けど、こうやって、バヌアツで働く日本人のぼくが、毎日振り返りながら先生として成長する姿を見守ってもらいながら、
「研修文化」を根付かせていけばいいのかなと思えた。
たぶん、「システム」を導入することと、
一人一人の先生の「マインドセット」をすることは
どっちだけじゃ足りなくて、両輪なんだと思う。
バヌアツの先生たちと一緒に、毎日勉強勉強。
ぼくも、ただいま成長中。
それから、
「モノづくり」にわくわくするのは世界共通でした。