ぼくの行く道

青年海外協力隊2019年度1次隊(小学校教育)バヌアツ

ゴミはゴミ箱へ

「ゴミをゴミ箱へ捨てること」

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日本では、これは当たり前のこと。

 

時々、バスケのシュートのように投げ入れて、先生に怒られることはあっても、

教室や廊下やその辺にポイッて捨てることは、ほとんどない。

 

 

「ゴミをゴミ箱へ捨てること」

 

バヌアツでは、これは当たり前じゃない。

 

教室の床は、ゴミだらけだし、

授業中にガムを窓から投げ捨ててるし、(先生が投げ捨てなさいって指導してた。)

学校の敷地内は、毎日ゴミだらけだし、

村の道路脇は、お菓子の袋だらけ。

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こないだ、同僚の先生と話してるときに、

「子どもは、大人の姿を見て、いいことも悪いことも全部真似して、学ぶんだよね。」

って言ってて、本当にその通りだなと思った。

(この先生は、ぼくよりも4歳も年下!)

 

 

「ゴミをゴミ箱へ捨てること」

 

これは習慣の問題。

 

エキペ村には、

ゴミ回収車も来てなければ、

回収のためのゴミ袋もない。

ゴミ箱もないから、

ゴミをゴミ箱へ捨てる習慣がない。

 

ぼくらが身体に染み付いた日本での習慣を変えることが難しいように、

バヌアツ人にとっても、習慣を変えるのは、とても大変なこと。

 

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ぼくが毎朝、ゴミ拾いをしてることは、今は学校の誰もが知ってくれてる。

ある先生は、ポイ捨てする子たちに、

「カズが毎朝ゴミを拾ってるでしょう!」と叱っていた。

 

日替わりでいろいろな子がゴミ拾いを手伝ってくれる。

(学校のゴミ拾いの時間とは別に。)

「カズ、ゴミ袋僕らが持つよ。」って。

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女の子たちがゴミ袋を持ってくれる時には、

次から次にゴミを拾って、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、

どこへ行ったか分からなくなる時もあるのに、

 

男の子たちが持ってくれる時には、

ぼくの後ろにピタッとくっついてきて、

おしゃべりしながら、ぼくがゴミを入れやすいように広げてくれる。

 

この男女の違いは何だろう。おもしろい。

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校内の環境担当の先生から、

「ゴミ捨て場のポスターを作ってくれないか?」

って依頼があったから、作った。

 

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すごく汚かったゴミ捨て場(兼ゴミ焼却場)は、

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いつの間にかすごく綺麗になってた。

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首都にいる環境隊員の先輩は、

島の反対側であるエキペ村で活動できるように、

申請・調整をしてくれてるらしい。

 

 

毎日毎日、

少しずつ少しずつ行動を変えていくことで、

いつの間にか習慣になってるといいなと思う。

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