ぼくの行く道

青年海外協力隊2019年度1次隊(小学校教育)バヌアツ

村の兄貴たち

エキペ村の青年たちはみんなものすごくいい子たち。

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学校の先生も同じで、

若い男の先生が担任してる5年生のクラス、ものすごくまとまってる。

授業中も、静かな口調で語りかける先生の話に、みんなが聞き入る。

「よし、外に行くぞ!」と、

子どもたちと出かける姿なんて、みんなのお兄ちゃん。

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(社会の「海」についての授業で、歩いて30秒の海を実際に観に行くところ。)

 

その後ろ姿を見て気付いたけど、

これ、学校だけじゃなくて、休みの日に見る光景と一緒だ。

 

幼稚園生や小学生たちと優しく遊び、時に優しくからかいながら。

赤ちゃんを抱っこしてるあ母さんがいると、

すかさず、あやしに行って、

抱っこして。

 

畑仕事では、一番の働き手。

お父さん、おじいちゃんたちの働き方を見て、

慣れた手つきでどんどん仕事をこなしていく。

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なんていうか、ものすごく純粋で、

真っ当に育ってるなという感じ。

 

日本でいうと、中学生~大学生あたりの男の子たちがそんな感じ。

ぼくが反抗期真っ盛りだった中学生の年ごろの子も、

ぼくが家族よりも友達を優先してしまってた高校生の年ごろの子も、

 

(もしも今、日本でお子さんがそんな時期の方も、大丈夫です。

大学生になって広い世界を見て、いろんな経験をして、心から家族に感謝する時期がきっと来ます。)

 

みんなが村の兄貴たち。

 

 

それから、最近、分かったことだけど、

「カズは、ボーイズたちと畑に行っておいで。」とママたちに言われて、

兄貴たちと一緒に畑仕事をしに行った。

バヌアツ人の年齢がぱっと見じゃ分からないけれど、

たぶん、高校生くらい~30代の男の人がボーイズって呼ばれてる。

 

確かに、ここでは、肩にパチンコを乗せて散歩していたり、キラキラした目をしていたり、

少年のまま大人になったような人が多い。

 

きっとそういう大人を見て、次の世代の青年たちが育っていくんだろうな。

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ぼくもそんな兄貴たちの後ろ姿を見ながら2年間過ごします。